【ご入居者様へ】賃貸住宅の火事・火災対策と対処法

こんにちは!業務推進課の貝津です。

 

10月31日に沖縄の首里城での大規模な火災で、「正殿」など主要な建造物が全焼したというニュースや映像を拝見しました。
今年6月の社員研修でも訪れた場所で、正殿の鮮やかな赤い彩色や描かれているたくさんの龍がとても綺麗で印象的でした。
ただただ残念な気持ちでいっぱいです。
一日も早い再建を心よりお祈り申し上げます。

 

さて、いつ自分の身に降りかかってくるかわからないのが火災です。
自分だけでなく、周囲に大変な迷惑をかけ、万一の場合は取り返しのつかないことになることもあります。

 

今回は、火災の対策と対処法をご紹介いたします。

火事・火災対策と対処法

火災の原因

住宅火災の火元として、1位「たばこ」の次に、2位「ストーブ」、3位「電気器具」が続いています。
これらの製品については、長期間の使用による部品の劣化や誤った使い方などによって発火し、近くの衣類や布団などの可燃物に燃え移って火災になる場合があります。
住宅火災を防ぐために、ストーブをはじめとする暖房機器や電気器具などにも注意しましょう。

 

※賃貸物件は石油ストーブのご使用はご遠慮ください。賃貸借契約書の特約事項にて記載があるかと思います。

火災の予防対策

日常生活に対策を取り入れましょう

 

1.室内外環境を変える

 

燃えにくい室内環境設備に努めましょう。

 

・寝具やカーテン・じゅうたんなどに防炎品を使用する
・火災報知器の設置場所確認と動作確認(※)
・共用部に設置されている消火器の確認
・外、共用部に燃えやすいものを置かない(放火防止のため)

 

※火災報知器のメンテナンスについては、下記のブログをご確認ください。

>>【オーナー様・ご入居者様へ】住宅用火災警報器の設置とメンテナンス

 

2.点検や心がけを習慣化する

 

・寝たばこは絶対しない。
・火の元の近くに燃えやすいものを置かない。
・調理中に火の元を離れない。
・火気使用後、就寝前、外出前は必ず火の元を確認する。
・お年寄りや病気の人、幼児だけをなるべく残して外出しない。
・配線や電化製品の埃は定期的に取り除く。

 

電化製品の上に蓄積された埃が出火元となり、火災が発生し、一戸建てが全焼したというのを目にしたことがあります。
意外なところからも出火の原因になりえます。

 

3.防火能力、知識を高める

 

消火の知識や技能を習得して防火能力を高めましょう。

 

4.避難場所、避難経路を確認する

 

火災時の対処法

もし火災が発生した場合は慌てず、落ち着いて行動するよう心がけましょう。

 

① 「火事だ」と大声で叫び、周りの人に協力を求める。
② 小さな火事でもすぐに『119』へ通報。消火できず大きな火事へとつながる可能性もあります。
③ 出火から3分以内に消火器で消火する。
④ 姿勢を低くしハンカチやタオルを口と鼻に当て、煙を吸わないようにする。
⑤ エレベーターは絶対使わない。

まとめ

火災から身を守るためには、普段からの火災予防の心がけ、火災発生時に慌てないためにも火災の知識を学んでおくことが大切かと思います。
また、1人で解決しようとせず、周りの人に進んで協力を求めましょう。

 

写真引用:ロリーさんによる写真ACからの写真