【オーナー様へ】蛍光灯販売生産ほぼ終了へ!照明のLED化を
こんにちは。営業部 檀上です。
民法改正にばかり目を向けていた最近ですが、2017年8月に「水銀に関する水俣条約」が発行され、「水銀による環境汚染の防止に関する法律」の施工に伴い、水銀の使用が大幅に制限されることを皆様ご存じでしょうか。
2020年12月31日以降は、水銀ランプ等の製造・輸出入が原則として禁止されることになりました。
今回は照明のLED化について、共同住宅経営に関わるポイントをご説明させていただきます。
照明のLED化
生産終了となるのは「蛍光灯」「蛍光灯器具」「水銀ランプ」です。
照明メーカー名 | 該当製品 | 発表内容 | 備考 |
パナソニック(株) | 蛍光灯照明器具 | 生産終了 (2019年3月末) |
蛍光ランプの製造は継続 |
三菱電機(株) | 蛍光灯照明器具 蛍光ランプ |
生産終了 (2021年3月末) |
|
NECライティング(株) | 蛍光灯器具 | 生産終了 (2018年3月末) |
|
日立アプライアンス(株) | 直管形・環形蛍光ランプ全機種 | 生産終了 (2019年12月末) |
2020年3月末販売終了 |
岩崎電気(株) | 水銀ランプの注文 | 受付終了 (2020年6月末) |
在庫無くなり次第販売も終了 (2021年1月1日以降) |
東芝ライテック(株) | 蛍光灯器具 | 製造を中止 (2017年3月末) |
水銀ランプの販売終了 |
※各社メーカーHP参照
2020年には上記製品の販売、生産はほぼ終了となります。
生産終了となった場合、どうなるのか
・交換用ランプが手に入らない→入居者が買い替え困難となる
・需要が減り、供給が少なくなる→今後価格上昇の可能性がある
・故障時、代替品が手に入りにくい→修理困難又は修理期間が長期化する
LED照明に変更した場合の変化と効果
項目 | 変化内容 | 効果 | 一般電球に比べると |
電気消費量 | 下がる | 電気代削減 | 約85%省エネ |
寿命 | 長くなる | 経済的・電球交換の手間が減る | 約40倍の寿命 |
発熱量 | 少なくなる | 空調の効率化 |
発光面・側面ともに発熱量が減 |
耐衝撃性 | 高くなる | 地震等の落下時に割れにくい | |
購入コスト | 上がる | 短期的な費用負担は増加 | 10倍以上高くなる |
ポイント
各社照明メーカーは順次蛍光灯照明器具等の生産を終了しています。
そのため、LED照明にするための工事も混み合う可能性があります。民法改正もありますので、早めに変更対応を済ませた方が、結果的に有効な対策と言えます。
今後、オーナー様へ退去修繕、補修等でLED化のご提案をさせていただく機会が増えると思いますが、何卒よろしくお願い申し上げます。