【オーナー様へ】学生向けアパートの賃貸経営のポイント

こんにちは。営業部の小柳です。

 

早いと思われる方も多いのですが、10月から学生の申込みが増える時期になります。
専門学校では10月から入試を行う学校が多く、春のキャンパス移動がある大学生も、例年10月頃より探される方が増えてきます。

 

学生向けアパートの経営を現在されている方にとって、これからの賃貸シーズンを心配されている方も多いと思います。

 

そこで、今回は学生向けアパートの賃貸経営のポイントをご紹介いたします。

学生向けアパートの賃貸経営のポイント

学生向けアパートのメリット

 

ターゲットが明確なため費用が抑えられる

 

学生の多くは学校の近くに部屋を借りるため、一般物件より駐車場の需要が少なく、駐車場の無いアパートでも問題ないという入居者が多いです。
また、建物や設備が若干古くても、デザイン重視で選ばれる方もいるため、壁紙や床材の選択や個性的な照明器具など低予算な改修での集客も見込むことができます。

 

また、近年の学生向けアパート、マンションではセキュリティー性の高い物件の需要が高まっており、差別化を図るために、安全面に予算を掛けた賃貸物件も増えてきております。

 

家賃滞納など悪質な入居者が少ない

 

弊社では賃貸借契約の際に、学生本人が契約者としてお申込みいただいておりますが、学生は20歳前後の若者です。
この年齢層の方はお金を払うのは当然と考えている方が多く、また、実際に家賃を支払されるのは保護者である親であり、連帯保証人として契約しているため、家賃滞納になるケースは少ないです。

 

入退去の時期が把握できる

 

学部学科により、2年~4年間確実に入居を見込むことができ、短期解約や移動の少ない時期に解約されることが少なく、部屋を気に入っていただければ、就職後の長期入居していただくことも考えられます。
また、事前に卒業時期がわかるため、入居者から継続入居の意思確認をすることで、3月末の解約では、早期退去の交渉を行うことで、次の入居募集に余裕が持てます。

学生向けアパートのデメリット

 

人口減少により需要の低下

 

出生率が下がり、日本の人口はすでに減少傾向を迎えており、今後学生数が減ってきます。
それに加え、一般家庭の収入は低下傾向に入っており、学生への仕送りにも、如実に反映されており、大学生への仕送りはピーク時の約3分の2となっています。
その結果、1人暮らしをする学生が減少し、実家から通う学生が増えてきております。

 

近隣トラブルが起きやすい

 

学生向けのアパートによくあることですが、学生は若いだけに社会性がまだ身についておらず、部屋がたまり場となり、夜間に騒いでしまったり、ゴミ捨てなどのルールを守らないなどのモラルの問題が発生することがあります。

 

春のシーズンを逃すと長期空室になりやすい

 

学生向けアパート経営における最大のデメリットといえば、「卒業とともに退居する」「春前にならないと入居が見込めない」というリスクがあります。
毎年訪れる卒業シーズンとともに、春前には空室が生まれます。
集客の多い時期は部屋が埋まっており、3月末に解約されたことで次の入居が間に合わず、うっかりしていると1年間空室になってしまったなんてこともありえます。

まとめ

 

学生向けアパートの経営をする際、ファミリー向け、単身者向け賃貸と比較すると、経営をサポートする管理会社、集約力の強い不動産会社が重要になってきます。

 

メリット、デメリットが分かっていれば、それに向けた集客対応、リスク管理をとることができます。
不動産会社によって、それぞれ学生向けのキャンペーンやノウハウなど持っているところも多く、学生入居者の多いアパートを経営されているオーナー様は秋ごろには一度、不動産会社へ相談することをオススメいたします。