【オーナー様へ】入居者が長く住みたいと思う賃貸住宅

こんにちは、営業部の樋口です。

 

3月も20日を過ぎ、賃貸トップシーズンも佳境を迎えている不動産業界です。
Withコロナの中で、今年は比較的お客様の活気が出ており、初めての一人暮らしや転勤、住み替え等でお部屋探しをされる方が増えているように感じます。

 

我々も管理物件が一つでも多く決まるよう、オーナー様のご協力をいただきながら、日々の業務に邁進しております。

 

さて、今回のブログでは、入退去の動きが落ち着き始めている中で、新たな退去者を出さないポイントについてご紹介させていただきます。

入居者が「長く住みたい」と思う賃貸住宅

「人口減少」「少子高齢化」が進む中、マーケットの縮小やコロナ禍の長期化による影響などで、長期空室となる物件も増加しております。
春の退去後にリフォーム工事を行ったり、家賃を減額するなどの空室対策は行われがちですが、現入居者に対する対策は見逃されがちです。

長期入居者が退去した場合のデメリット

 

家賃減額損失

 

入居当時と家賃相場が変わっている場合があり、同じ部屋でも収入が減少する恐れがあります。

 

設備投資損失

 

壁紙貼替費用などの原状回復費用が必ずかかり、室内の状況によっては高額の出費となる場合もあります。

 

リフォーム損失

 

古い設備を修繕したり、お客様ニーズに合わせた改修など原状回復以外のリフォーム費用が掛かる場合があります。

 

空室期間損失

 

退去してから次の契約開始まで、当然収入は有りません。退去時期によっては、空室期間が長期化する危険性もあります。

退去させない=更新してもらうために

長期間入居してもらえる賃貸住宅で、足腰の強い経営を続けるには物件全体の「住み心地の質=満足度」を高める対策が大切です。
以下に具体的なポイントをご紹介します。

 

インターネット無料設備の導入

 

多くの新築物件等では標準設備となりつつあるインターネット無料ですが、まだまだ導入されていない物件も数多くあります。
コロナ禍で注目されている在宅ワークやテレビなどのインターネット配信など、インターネットが欠かせない状況になってきています。

 

宅配ボックスの導入

 

インターネット無料と同じく、コロナ禍において非接触で物を受け取ることができるアイテムとして、広く認知されてきております。
宅配ボックスもインターネットと接続し、利用状況や不具合を確認できるサービスも出てきていますので、今後より一層の普及が期待されます。

 

インターホンで見える化

 

お子さんのいるファミリー物件などの入居者から防犯上の観点から、来訪者を確認してから応対したいというお声をいただく事が増えてきています。
今までの呼び鈴ではなく、カラーTVドアホンに切り替えることで、入居者の安心感を得ることになりますし、比較的安価に設置できますので、おすすめの方法です。

 

更新特典

 

オーナー様にとっては更新してくれるかどうかが気になる方も多いかと存じますが、更新のお礼として「水廻りクリーニング」「建具の建付け調整」など入居者のちょっとしたクレームに対処することも入居者の利便性が向上し、満足度を高める方法に思います。

まとめ

冒頭でも述べましたが、現代日本では「少子高齢化」「人口減少」といったマーケットの縮小が進む中、新築物件の建築増加など相反する現象が起きております。
そうした中、安定した賃貸経営を行うには住んでいらっしゃる方の満足度を上げ、長期間ご入居いただける環境づくりが必要と思います。

 

建物の外壁塗装など大規模な修繕も維持管理上必要ではありますが、まずは小さな所に目を向け、入居者の満足度を上げる施策を実行されても宜しいかと思います。