【オーナー様へ】空室を利用した犯罪事例とその対策
こんにちは。業務推進課の橋本です。
2月に入り、解約と入居申込の連絡が多く、繁忙期の始まりを感じております。
空室をこの繁忙期のうちに決めようと、弊社も退去後補修工事に邁進しております。
空室つながりで、近年、空き部屋を利用した犯罪行為が多発しているとのことですが、ご存知でしょうか。
今回は、通常のセキュリティー効果に加えて注目されている防犯対策についてご紹介します。
空室を利用した犯罪事例とその対策
空室犯罪事例
空室物件で、荷物を受け取る手口で行われる犯行が近年多発しております。
その荷物とは、高齢者からだまし取った現金や、インターネット販売等で不正に購入した商品です。
不動産会社が内見をするように装い、荷物の配達時間に合わせ室内で受け取り、すぐに部屋から出ていくという手口の犯行が多いです。
空室は全国的に増えており、その52.4%が賃貸用の住宅です。
賃貸経営者にとって、空き家犯罪は、物件価値の低下を招く重要な要因となるため、資産を守る側面としてもご所有物件の防犯について考える必要があります。
犯行に使われやすい物件の特徴
・人目につきにくい物件
(例:死角が多い、清掃員や、管理会社の出入りが少ない)
・外付けの鍵ボックス
(入室しやすい)
・空室が多い
(不動産会社を装って入りやすい)
・物件が汚れている
(入居者が通報しなさそうに思われる)
・宅配ボックスがある
(荷物受けとるために利用される可能性有り)
対策方法
・清掃を行う
(綺麗な物件は近寄りがたい)
・スマートロック利用
(合鍵を作られない、インターネットで鍵を制御可能)
・防犯カメラ設置
(顔が見られる可能性は避ける)
・人の出入りを増やす
(管理会社・オーナー・入居者でも出入りが多い物件は狙われにくい)
ポイント
設備等の充実により、未然に犯罪を防ぐ事は重要な要素です。
また、相続により取得した遠方の戸建てについては、改めて売却を検討することも対策の1つです。