【オーナー様へ】賃貸空室対策~設備の総点検~
こんにちは。営業部の檀上です。
数字上、コロナの状況が改善してきているように見えるここ最近。緊急事態宣言も解除され、人流が活発になってきています。
お部屋探しも同様、「今はやめておこう」と引っ越しを考えながらも様子を見ていた方の動きが少しずつ出てきたように感じます。
しかし、「例年」と例えができない状況が続いており、今後の動きが読めません。
その為、今動いているお客様を逃さない為の準備が大切になってくると思います。
今回は、ご所有物件の「設備の総点検」について、お部屋の印象アップで、せっかくのお客様を逃さない為の大切な準備を考えていきたいと思います。
賃貸空室対策~設備の総点検~
各設備 耐用年数目安
点検設備 | 耐用年数 | 点検設備 | 耐用年数 |
ガスレンジ | 6年 | 鍵(一般) | 10年 |
カーペット | レンジフード・食洗器・シンク | ||
クッションフロア | ガスコンロ・IHクッキング | 10年~15年 | |
エアコン | 照明器具 | ||
壁紙 | 便器 | 15年 | |
インターフォン | 洗面台等の給排水設備 | ||
電気錠 | 7年 | ベルコニー | |
温水洗浄便座 | 7年~10年 | ユニットバス | 建物についているものは、建物の耐用年数同様 |
下駄箱 |
印象UPに効果的な設備
使用が可能な状態でも耐用年数を考慮し近い将来交換や修繕が必要と見込まれる場合は、早期入居促進や、入居中に故障してしまうリスクを減らすため、状況に合わせて交換を検討してみましょう。
エアコン
リモートワークやオンライン授業等で在宅時間が長くなり、以前よりも使用頻度が高くなっているため、旧型のものは電気代がかかると印象ダウンで、特に、古さを感じさせる黄ばみがある場合は交換をおすすめします。
ご案内時、お部屋に入った時に目が行きやすいのがエアコンです。
水回り
部分的な変更でも、印象UPに効果的なのが水まわりです。
混合水栓
古さを際立たせるため、シングルレバーへの交換をおすすめします。
シャワー
シャワーヘッドを高性能タイプに変更するだけでも、衛生的な印象に繋がります。
インターホン
モニター付きに変更することで、安全面の印象がUPします。
照明
照明は熱を帯びるため、焼けて黄ばみやすいので、室内の明るさ、部屋の印象に影響が出ていないか確認し、交換の必要がある場合は、LED照明への交換をおすすめします。
ランプ切れ交換の手間が省け、長寿命。消費電力が少ないため経済的です。
壁紙
アクセントクロス
一面のみや部分的にアクセントとして色を入れ、印象を変えて差別化をはかります。
例えば、ベージュ系の自然色は温かみのある印象。オレンジ等の暖色系は明るく陽気な印象。ブルー等の寒色系はリラックス効果や集中力を発揮できそうな印象になります。
マグネットクロス
一見、磁石がくっつくと思えないほど、普通のクロスと見た目は変わりません。
壁に穴を開けることなく、大事な書類やメモ、お便りなどを見えるところに貼っておけますし、何度も張り替えられます。
黒板クロス
黒板同様、壁にチョークで文字や絵を描けるクロスで、デザイン性が高いのが特徴です。
便器
温水洗浄便座が付帯していても、旧型の場合、便器自体が古く見られてしまう事もあるので注意。
また、前の使用者がいたことを思い出させるような状態はよくありません。変色や劣化がある場合は交換をおすすめします。
建物外
ご案内時に最初に目にするのはお部屋ではなく、共用部。
第一印象は実は共用部が大きく関わってくるため重要です。
除草等の植栽管理、エントランス周辺・共用部分の鉄部塗装や塗り替えも印象UPに効果的です。
また、共用部を整備することは現在入居されている方の退去抑制にも繋がります。
まとめ
退去時は、賃料・初期費用の見直しだけでなく、すでに設置されている設備も改めて魅力的な状態になっているのかを確認してみましょう。
結果的に早期賃料収入を得られる可能性や、入居中の故障トラブルで業者出張費用等の臨時出費を未然に防げる事に繋がります。